2011年9月4日日曜日

風の盆1




それは言葉にはできない

しては
いけない

強烈な印象と
手触りだけが
僕の中に
残りました


灯かりひとつない暗闇から
突然と響いてくる三味線と胡弓の声

それに併せて
見事に揃った所作で
男踊りが列なって来る

空を切って
留まる

鳥肌が爆発するように
身体の底から沸き上がる
男踊りの後から
対照的な女踊り
たおやかに
緩やかな動き

見事なウタ
三味線と胡弓

そこらじゅうの辻から
聴こえて来る

祭りの音楽に携わるようになって
ずっと是の地に憧憬れて居ました。

表現することの出来ないこの感情

恋愛なんかより
ずっと深く官能的で
自らを高めてくれる

永く永く続く想い













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