2012年7月14日土曜日

ボヘミアン

うっとおしい雨が続いてる
木曜日の午前中
充てもなく車を走らせてたら
不意にこのまま旅に出たい衝動に駆られてしまいました。

僕は遊牧民の子孫かも知れません。

音楽を作ると言う行為は
何処か 狩に似ている
違うのは
獲物が居るフィールドが
外界から刺激を受ける
僕の脳内と言う事だ

かつて僕の父親たるべき人は
その死の間際
「人間のやる(作るもの 総じて作為のことを指したらしい)
事はうっとおしいなぁ」と言ったらしい。

僕は其処には到達しそうにない
だけど
ほんの少しだけ
わかるような気がします。



必生は虜になる
手に入れたものを 守ろうとする
または 現在の場所で 勢力を築いて行こうとする。

しかし どう足掻いたところで
見えない場所で
どんどん人は生まれ 時は刻まれて行く。
新しかったものは古くなり
飽きられた玩具のように片隅で忘れられる時が来る。

それに抗うには
普遍な存在になってしまうしか無いのでは?

旅から旅へと
ただ自分を生かせる場所を探して
脱ぎ捨てて行くのも いいな。

50近くなっても
僕は僕を見つけられない。

それでも
母が遺してくれた言葉のまま
自分の信じる道を歩こう


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